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スナフちゃんブログ

おもしろくわかりやすくてきとうなおはなしを心がけています

テラフォーマーとバトルして最後は人間と和解した話

こんにちはスナフです。

 

先日ツイッターでもちょろっとツイートしたのですが、某牛丼屋さんに行った際に、食べていた牛丼の中に「テラフォーマーズ」がいたという事件がありましたため、その時のことを簡単にレポートにまとめてみました。
 
先に言っておきますが、特に盛り上がる部分はありませんので、フラットな気持ちでお読みいただけますと幸いです。
 

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※テラフォーズを知らない方はこちらをご覧ください↓
 

火星のテラフォーミング用に放たれた結果、人型へ進化したゴキブリ「テラフォーマー」と、それを駆除するために特殊な手術を施された人間との戦いを描いたSF漫画。原作者の貴家悠は、当初は不良漫画を持ち込んだが、それを一読した編集者から「次は潜水艦か宇宙船か火星の漫画を描いてきて」と言われ、昔テレビ番組で見て覚えていたとゴキブリを用いた火星のテラフォーミング計画をSF漫画のアイデアとして選んだと言及している[4]

wikipediaテラフォーマーズ」の項より抜粋
 
 
 

第一話 遭遇

 
数日前のことです。
取引先との打ち合わせを終えた僕は帰社中に、まだ昼食をとっていなかったことを思い出しました。
 
 
 
時刻はもう3時過ぎ。
お昼には遅いですしそんなにお腹も空いていなかったのですが、何かお腹に入れておかないと、もし後でお腹が空いたら仕事にならなそうだと思ったので、会社の近くの牛丼屋Aに寄ることにしました。
 
 
 
駅から歩いて2分ほどの牛丼屋Aに入ると、特に店員さんから案内もなかったので、入り口近くのテーブル席に着きました。店内には3時過ぎでもお客さんが結構いましたね。



この時、僕が気になったのは、女の子の店員さんが1人でお店を回していたことでした。 ちょっと前にネットなんかで話題になった「ワ◯オペ」というやつなのでしょうかね。
ただ、あれって僕の勝手なイメージだと、「深夜のお客さんが少ない時間帯なんかを1人で回すこと」を指すイメージだったので、昼間の時間帯に、しかも女の子(アジア系の外国人の方でした)が1人でお店を回しているというのは、ちょっと異様だなと思いました。
 
 
 
席に着いて数分して、手の空いた店員さんがやっとオーダーを取りに来てくれましたので、僕は「わさび山かけ牛丼の並盛り」というメニューを注文しました。
流石速さが売りの牛丼屋というべきか、オーダーから程なくして注文の品が来ました。
 
 
 
最近はあまり牛丼を食べていなかったんですが、久しぶりに食べたら結構美味しかったですね。山かけと牛丼の相性が抜群で、添えられたわさびも良いアクセントになっていたので本当に美味しく食べ進めることができました。
 
 
 
……奴が姿を現わすまでは
 
 
 

第2章 混乱

 
牛丼を食べ進めていくと、丼の底が見え始めたところで真っ白な器の中央あたりに黒い粒のようなものが見えました。
最初は「ゴマかな?」って思いました。でもごま塩ふりかけたわけじゃないんだから、ゴマなんて入ってるわけないんですよね。
 
 
 
まぁまだるっこしいんで、結論言っちゃいますけど、その黒い粒みたいなものが小型の「テラフォーマーズ」だったんです。
 マジかって思いました。
「テラフォーマー」を見たことがないわけでもないのに、黒いやつが「あっこいつテラフォーマーだ」って分かった瞬間、めちゃくちゃに動揺して手とかも震えちゃって、生まれたての子鹿のようでした。



僕は牛丼屋Aに来たことを、めちゃくちゃに後悔しました。
というのも牛丼食べる10分ほど前、駅から会社への道中にある牛丼屋Aに行くか、会社を通り過ぎて少し離れたところにある牛丼屋Bまで行くかでめちゃくちゃ迷っていたんです。
結果、会社に帰りやすい牛丼屋Aを選択したわけなんですけど、これが失敗でしたね。
 
 
 
個人的な考えとして、飲食店なんてどんなにキレイにしてても何かの間違いで虫が出るなんてことはあるとは思うんです。
実際僕も小汚い居酒屋で飲んでたら足元をドブネズミが走ってた、なんて経験をしたこともありますしね。
でも、食べるものに虫が……よりによって人間の天敵である「テラフォーマー」さんが白米に混ざってこんにちはしてるってのはどういうことなのよと。
しかも8〜9割方食べちゃったよ、「テラフォーマー」入りの牛丼。
 


 第3話  撤退


というわけで「テラフォーマー」入りの牛丼を食べてしまったわけなのですが、この時点では色々と迷っておりました。「大の大人がたかが虫ごときでクレームをつけるのもどうよ」と。



ただ、この店にいるテラフォーマーが一匹だったらいいんですけど「テラフォーマーは一匹みたら◯◯匹いると思え」という先人達からの金言もありますので、二次被害を出さないためにも「テラフォーマーがこの辺りに潜んでいる」ということは店の人に伝えておこうと思いました。



席を立ち上がりカウンターにいた女の子の外国人スタッフさんに「すいません、このお店の店長さんか責任者の方はいらっしゃいますか?」と尋ねたところ、スタッフさんは困ったような顔で「店長も責任者も今はいない」と言われました。
マジかよ、姿見えないだけで裏かどっかには責任者いるもんだと思ってたのでかなり驚きました。



まぁ、いないものは仕方ないのでとりあえず、「丼にゴキブリ(テラフォーマーの和名)が入っていたのですが」と伝えたのですが、「エット、その…ワタシワカリマセン」とか言ってオロオロするばかりでお話になりませんでした。



仕方ないので、スマホでお客様相談室を調べ、電話番号を見つけたので連絡してみることに。
ところが何度電話してもコール音が鳴り続け、20コール目に「今ちょっとつながらないみてぇだから時間おいてかけ直してくれや」というような内容のアナウンスが流れるばかり。
おいおい、どうなってやがんだ。相談すらさせてもらえないのかよ。



三回くらいかけたところで電話は諦めました。スタッフさんの方を見ると、僕以外の対応で忙しそう。そりゃそうだよね、1人でお店まわしてるんだもんね。
とりあえず、このままお店にいてもラチがあかないと思ったので、何かあった時のために丼の底のテラフォーマーをスマホで写真に撮り、牛丼の代金をお支払いしてお店を出てきました。
当然の話ですが、「何が楽しくて牛丼屋でテラフォーマーの写真なんか撮らなあかんねん」と思いましたよね。



店員さんは日本語が不自由なりに何かを僕に伝えようとしてきましたが、僕は「気にしないで」とだけ言いました。
……いや、ホントはめっちゃ気にして欲しいし、お金払いたくないし、責任者がもし居たら小一時間は問い詰めたいとこだったんですけどね。
ただ、その外国人スタッフさんもこんな異国の地で安い時給で1人でお店回させられてると考えたら、少なくともそんな彼女を怒れるような性格の悪さは僕にはありませんでした。



第4話  不通


牛丼屋Aをあとにした僕は、会社に戻ってお仕事の続きをしました。でも気持ちの問題ですかね、その後の仕事にはほとんど身が入りませんでした。

「あんなちっぽけな虫一つにヤられるとは随分と弱いメンタルだなぁ」と自分でも呆れたのですが、ぼくの貧相なハートは予想以上にダメージを受けていたようです。




最低限の仕事を終わらせて、この日は早めに退勤。帰りの道中で、改めてお客様相談室に電話をしてみるがやはり繋がらず。てか、計10回ほどかけて全部繋がらないってヤバくないですか?人気アーティストのライブのチケット取るわけでもないのに。



結局、この日はお客様相談室への電話は諦めてメールを送ることに。メールの文面は端折りますが大体以下のようなことを書きました。

  1. 御社の牛丼屋を利用した際に牛丼にテラフォーマーが混入していた
  2. 店員さんにその旨を伝えたが外国人のスタッフでイマイチ内容を理解してもらえなかった
  3. おまけにそのスタッフさんは1人でお店を回していた
  4. 責任者が店舗に不在で、かつ日本語が怪しい外国人スタッフ1人に店を回させるのはどうなのか
  5. お金とかはどうでもいいけど、この件について企業としてどう考えているのか、何かしら返答は頂きたい


というような感じです。
果たして返信は来るのか?



第5話  連絡


メールを送ってから丸一日が経過しましたが特に返信などは来ませんでした。今までに何回か企業宛にクレームのメールを送りましたが、大体は当日中か遅くとも翌日の午前中には返信があったので、全く音沙汰なしというのは正直ちょっとどうなのかしらという感じ。



まぁ大きい企業さんですし、店舗数もめちゃくちゃ多いので客からのメールにはそこまで力入れて目を通していないのかな?という印象ですね。
メールはこの調子だとしばらく帰って来なそうなので、再度お客様相談室に電話をしてみることに。



電話自体はさらに翌日の午前中にかけてみたんですが、ここで驚いたのがなんと1回目で繋がったんですよね。
いやいや、この前10回かけたのは何だったんだよ。



電話がつながり、相談室の女性スタッフさんとのお話し。上記のメールでも送った内容をお伝え。まぁ当然のことですが、「大変申し訳ございませんでした」を連呼される。
メールも送ったことを伝えましたが、内容把握はしていなかったそうなので、特に連携してなさそうですね。
いいのかなそれ?



色々と言いたいことはあったのですが、電話越しに怒ったとこでしょうがないので、とりあえずどういう対応を取っていただけるのかを確認したところ、以下のような返答。

  1. ただちに店舗の責任者に連絡を取り、テラフォーマーの侵入経路を調査する
  2. 調査結果は店舗責任者よりお客様(僕)に報告させる
  3. 牛丼の代金をご返金したい(お店に行くのも来てもらうのも面倒なのでお断りしました)
  4. 可能であれば謝罪にお伺いしたい(上記と同様の理由でお断り)


というような感じでした。
正直、一番聞きたかった「企業として外国人スタッフ1人に店を回させて責任者不在ってどゆこと?」に関してはお答えいただけませんでした。まぁ相談室のインバウンドスタッフなんて、下手したら外注に丸投げだろうし仕方ないですかね。
後ほど店舗責任者さんから連絡をもらえるそうなので、その方にも聞いてみようと思い、ここでは一旦通話終了。
さて、どんな報告が上がってくるのかしら。



第6話  報告


お客様相談室に連絡を入れてから約6時間後の17時ごろ。
スマホに店舗責任者を名乗る男性から連絡がありました。



まずは、お客様相談室のスタッフさんと同様の謝罪の言葉。声を聞いた感じでは比較的若そうでしたが、受け答えははっきりしていました。
店舗責任者さんからの報告内容は以下の通り。



  1. お客様(僕)からご連絡を頂いたあと、急ぎ店舗にて調査を実施した
  2. その結果、キッチン内にてテラフォーマーが「居たと思われる痕跡」を見つけた
  3. また、侵入経路と思われる箇所を発見したので、急ぎ清掃と侵入経路を塞ぐ処置を今日明日で行う予定
  4. ただ、今回実際にテラフォーマーは発見できていないため、「テラフォーマーホイホイ」を使用して検証は続ける
  5. 万が一発見した際には、再度清掃などの対応を取り、再発防止に努めていく


というような感じです。
テラフォーマーへの対応としてはまぁ100点中95点くらいじゃないですかね?知らんけど。
あと、報告聞いてる最中に思ったんですけど「僕はこれ聞いてどうすれば良いんだろう?」って思いましたよね。
よく出来ましたとでも褒めればよかったのかしら?



店舗責任者さんからの報告が終わったところで、今度は代金の返金と謝罪どうこうの話になりましたが、上でも書いた様に、僕は店舗責任者さんに会いに行くのも来てもらうのも別に望んでないので、そっちの対応はいいですと伝えました。



それよりも僕が聞きたかったのは再三書いてますが「企業として外国人スタッフ1人に店を回させて責任者不在ってどゆこと?」ですので、改めてこちらの質問をぶつけてみました。
ちなみに質問と回答は以下の通り。



Q1.外国人スタッフ1人に店を回させるのはどうなの?

A1.外国人(こちらの企業では「国際スタッフ」と呼んでいるそう)スタッフ1人でのオペレーションには確かに問題がある。今後改善したい。


Q2.仮に日本人でも責任者不在でスタッフ1人でお店回させるのはどうかと思うよ

A2.貴重な意見として受け止める。個人的には人員が確保でき次第、余裕を持って店舗を回せる体制を企業として整えていくべきだと感じる。


Q3.スタッフさんにテラフォーマーが入ってたこと伝えた時「責任者いません」の一言で片付けられたけどなんで?

A3.本来であれば、マニュアル上は責任者が不在でも、本部か責任者へ連絡を取り迅速に対応する手はずになっているが、それが出来ていなかった。


Q4.なんで対応できなかったの?

A4.教育不足。今後、国際(外国人)スタッフの教育に力を入れ、こういったことが無いようにしたい。


Q5.こういうことがあった場合、再発防止に向けて企業としてどのような対応を取るの?

A5.まずは本部にこういった事案が発生したことを報告し、企業全体として再発防止に努めていく。また、我々店舗責任者としても、他の店舗と情報共有し、個々の店舗でも再発防止に取り組んでいきたい。


というような感じでした。
ホントはもっと色々と突っ込んだ話を聞きたい気持ちもあったのですが、電話を受けたのが勤務中だったので、報告のお礼を伝えて電話を切りました。



最終話  まとめだよ


はい、というわけで僕とテラフォーマーとの激闘はいかがでしたでしょうか?



うん、知ってる。
読んでる人たちが「盛り上がりないと言いつつなんかしら面白いことあったんでしょ?ブログに書くくらいだからそうなんでしょ?ねぇ?ねぇってば?」って期待しながら読んでくれたのスナフ知ってる。
でもゴメンね、ホント盛り上がりもクソも無いんだ。ピークはテラフォーマー見つかったとこなんだ。
ただ、こんな盛り上がらない話しをわざわざブログに書いたのは二つ理由があるんです。



一つ目は「先入観で物事を判断してはいけない」ということ。
今回の件が起こった当初は、「もし万が一企業から変な対応取られたら、その場でもう店舗名出してボロクソに叩いて炎上させたろ」くらいに思っていたのですが、お客様相談室に電話が繋がったあとの対応はそこまで悪くなかったので、企業さんに配慮して「牛丼屋A」と記載させていただきました。
まぁ電話繋がらなかった時は「マジ◯◯◯◯◯潰れろやクソが」くらいに思ってたので、その点は改善して欲しいですが。
また、個人的な感想ですが、名前伏せたこちらの企業さんて、過去にはネットで色々と話題になっていたこともあって、元々あまり良い印象は持っていなかったんですよね。だから、今回の事も「あぁ、この会社だからこういうことが起こるのも仕方ないのかな?」とも思いました。
ただ上でも書いたように、対応としては思っていたよりも全然悪くなかったし、連絡を頂いた責任者の方も、僕の質問に対して真摯に答えてくれて、具体的な対応や改善を約束してくれたので、少なくとも現場の方達はマジメに仕事に取り組んでいるのだろうなと思わせてくれました。
「あの企業は◯◯だからダメ」なんていう先入観に囚われず、現場の方達に話を聞いてみないと分からないこともあるのだなと気づかせてくれたので、割と良い経験になったと感じています。



2つ目は、今回改めて思ったことですが「お店や企業や他人が何かしらのミスや不祥事を起こした時に当事者の人たちに考えて欲しいこと」です。具体的にはこういうことが起こった時に、気軽にSNSやらなんやらに情報を載せることには慎重になってほしいということですかね。
現代では何が事件が起こると、それが小規模な取るに足らないものでも、すぐ尾ひれを付けて拡散出来てしまうので、本当に注意するべきだなと感じています。
実際僕も「これ画像つけて店舗名出してTwitterにあげたら拡散されそうだなぁ。でも俺自身の一時の不快感で、企業に大ダメージを与える可能性があることをするのはどうだろう?」なんてことを考えました。
もちろん、何かしらの被害を受けた人たちには同情します(僕もめちゃくちゃ同情してほしい)し、「ネットにさらされるようなことをしてしまう人や企業が悪いんだ」という感覚も分からなくはないです。ただ、だからと言って、その情報を悪意を持ってネットに上げるのが正しいことだとは限りません。また、それらの情報が無作為に広められ、ネットの暇人たちがそれに乗っかって、正義を叫びながら言葉の暴力を振るうことがまかり通ってしまっているのは、ちょっと違うのではないかなと思います。



ネットって正しいことに使えば、大きなムーブメントを作り出せる有用なツールなのに、その力が一旦悪い方向に向かうと、途端に凶悪な兵器に成り代わってしまうんですよね。
その兵器のトリガーを引いたのが、あなたが深く考えずにしたSNSでの一言だった……なんて考えると、なんかちょっと嫌な気持ちになりません?
皆さんも何か嫌なことや不快なことがあった時に、一時の感情に任せてネットに情報を上げる前に「この情報をネットに上げることで誰かに迷惑がかからないだろうか?傷つく人はいないだろうか」ということを、5秒でいいので考えてみてはいかがでしょうか?
少なくとも僕は今回それを考えましたし、結果として企業名や画像を上げなくて良かったなと感じています。



以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。
僕はこれを書いていたらお腹が空いたので牛丼でも食べに行こうと思います。

それではまた。


書いた人:snuf
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マグロが好きで大トロを眺めるのが得意

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